ちえラジChat 2025年5月第4週のまとめ

ちえラジChat 2025年5月第4週のまとめ

2025年5月25日6分
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出演
高見知英地域とITをつなぐ語り手

概要このブリーフィングドキュメントは、ちえラジChatの2025年5月第4週(5月19日~5月23日)の放送内容を要約したものです。主なテーマは、地域コミュニティと行政・技術者コミュニティにおける言葉遣いの違い、AIとプログラミングの使い分け、地域交流拠点「山手縁乃庭」での活動、声による日記の可能性、そしてSBCast.出演者の最新情報収集の課題についてです。

主なテーマと重要なアイデア・事実
言葉遣いの違いによるコミュニケーションの断絶(5月19日)

主要なアイデア: 地域コミュニティ、行政、技術者コミュニティでは、それぞれ異なる文化圏で言葉が使われており、特に行政や技術者コミュニティで多用されるカタカナ語が、地域住民には伝わりにくく、誤解や不信感につながる可能性がある。

詳細:横浜市の行政資料を深読みする地域コミュニティの会合に参加した際、行政の資料に頻繁に出てくるカタカナ語(ウェルビーイング、プロジェクトなど)について、「分かりづらい」「何か隠しているのではないか」といった意見が出たことに触れている。

これは行政が「当たり前に通用する文化圏」で言葉を使っているためであり、地域側にはその意図が伝わりにくいことが原因と推測している。

・同様の現象は技術者系コミュニティでも見られ、専門用語(カタカナ語)が多く、部外者には理解が困難な場合がある。

・「世の中ってひょっとしたらこういう言葉遣いが多層派になりつつあるんじゃないかなとすら思う」と述べ、異なる文化圏での言葉遣いの違いがコミュニケーションのすれ違いや関係性の悪化につながる可能性を指摘している。

・同じ日本語を使っていても文化圏が異なると通じないことがあるため、相手の文化圏を認識することの重要性を強調している。

引用:「分かりづらいよね。なんか隠してるんじゃないの?みたいな。そういうようなことをね、次々と言っていて、なんか隠してる感じじゃなさそうだけどなぁ。」
「今の行政資料と。横浜の資料なんですけども、やっぱりほんとカタカナが多いんですよね。ウェルビーイングとかプロジェクトとか。」

・「当たり前に通用する文化圏で行政は動いているので、そういう言葉を使うのが当たり前。逆にそれを使わないで元の言葉とか、そういうようなところで考えていくと、え、何をやってんの?っていうふうに言われちゃう。」

・「地域ではそういうカタカナ語って全く通用しない。カタカナ語を喋る人もほとんどいないとかね。そんな状況だったりして、なんかそれは原因で結構行政と地域コミュニティってすれ違うってこともあるんじゃないのかなとか思ったりします。」

・「お互い共有できるような情報があったり共通化できるような技術があったりしそうなんですよね。」

AIとプログラミングの使い分け(5月20日)
主要なアイデア: AIはデータの集計や解析に非常に有用であり精度も高いが、決まった形式で出力することが苦手である。一方、プログラミングは常に同じ形式で正確な出力を得るのに適しており、両者を目的によって使い分けることが重要である。

詳細:AI(NotebookLM, ChatGPTなど)はデータの要約や記事作成などに活用しており、ハルシネーションについても自身が作成したデータを基にしている場合は気づきやすいと述べている。

しかし、AIは出力形式が一定しない(箇条書き、見出し形式、語順などが毎回変わる)という問題点を指摘。これはAIが基本的に記憶を保持しないためであると説明している。

・大量のアクセスを処理するWebサービスとしてのAIは、個々のユーザーの情報を毎回学習し直しているようなものであるとたとえている。

・常に同じ形式でのデータ出力が必要な場合は、AIではなくプログラミングを用いる方が確実で早いとしている。

・AIにプログラム作成自体を依頼することも可能であり、AIの活用により気軽にプログラミングに取り組めるようになったと感じている。

・他者が読んだり一覧表にするなど、出力形式の一定性が求められる場合はプログラミングが適しており、自身が読むだけで多少形式が異なっても問題ない場合はAIでも良い、という使い分けの視点を示している。

・AIができるからプログラミングが不要になるわけではなく、逆もまた然りであり、両方の知識・スキルが今後も重要になると考えている。

引用:「AIって決まった形で何か出してくるっていうのことはできないんですよね。」
「そんな感じでちょこちょこと出力の形式を変えてきてしまうっていうのがAIだったりするんですよね。」

・「やっぱり毎回同じような形式のデータを同じ表とかフォーマットで出力をしてもらう。それっていうのはやっぱりAIにはできないこと。だからプログラムを書いて自分で動かした方が圧倒的に早く確立だったりする。」

・「プログラミングできるからってAIを学ばなくていいなんてことは多分ないし、AIができるんだからプログラミングがいらないじゃんってことも多分ないんですよねっていうふうにすごく思います。」

地域交流拠点「山手縁乃庭」での多様な活動と連携の可能性(5月21日)
主要なアイデア: 山手縁乃庭は多世代・多分野の人々が集まる交流拠点であり、様々な活動が行われている。これらの多様な活動を俯瞰し、情報共有や連携を進めることで、新たな発見や共通点の活用につながる可能性がある。

詳細:SIDE BEACH CITY.が木曜日に「まちのお茶の間、子どものフリースペース」として利用している山手縁乃庭のオーナー夫妻である渡邊圭祐氏・桃伯子氏にインタビューを行ったSBC.オープンマイク#109について振り返っている。

山手縁乃庭では、火曜日の「中高生の居場所」、水曜日の「高齢者福祉」、木曜日の「まちのお茶の間」、土曜日のイベントなど、曜日ごとに異なる活動が行われていることが紹介されている。

・桃伯子氏が行っている東北・秋田の支援活動や、海外支援活動についても触れられており、これらの活動がSBCast.でこれまで取り上げてきた国内外で活動する人々との共通点が多いと感じている。

・山手縁乃庭や周辺地域で活動する人々の多様性と、それぞれの活動が個別に行われがちであることを示唆している。

・これらの多様な活動をまとめて俯瞰することで、「共有できるような情報があったり共通化できるような技術があったりしそう」だと感じており、SBCast.を通してこのような情報共有のきっかけを発信していきたいと考えている。

・より情報が共有しやすい形式での発信方法を模索していく必要性を感じている。

引用:「山手縁乃庭がどういう風に使われているのかっていう全体的な話をまず伺いました。」
「火曜日が中高生の居場所、水曜日が高齢者福祉、そして木曜日が自分たちがやっている町のお茶の間、子どもの無理スペース、そしてその他の土曜日のイベント、様々なイベントとかの話ですね。」

・「桃伯子さん自身がやっている東北、秋田の支援活動についてのお話をいろいろと伺いました。」

・「改めて聞く機会も多かったし、今回の話を聞いて、ああこういうことをやっているんだなあって改めて話を聞くことができてよかったなと思っています。」

・「お互い共有できるような情報があったり共通化できるような技術があったりしそうなんですよね。」

・「よりそういうような情報が共有しやすい形式にできればいいなあ、そういうような情報を作っていく方法ってなんかないのかなあっていうのは今後こちらとしても考えていきたいところではあります。」

声による日記作成の難しさとアドリブ能力向上の課題(5月22日)
主要なアイデア: 声だけでアドリブで話す日記(声日記)は、構成や言い回しを気にするとかえって時間がかかり難しさを伴う。原稿なしでスムーズに話すためには訓練が必要であり、そのための方法としてAIの活用可能性を検討している。

詳細:ちえラジChatの収録は、完全にアドリブではなく箇条書き程度の原稿を作成していることを明かしている。

過去にアドリブだけで収録を試みたが、言い忘れや言い間違いが多く、やり直しが増えて収録時間が長くなったため断念した経験を述べている。

・個人のプライベートな日記は音声入力・文字起こし後に清書する方法で作成しているが、これも編集の手間がかかると感じている。

・他の声日記配信者が原稿なしでスムーズに話していることへの驚きと尊敬を示している。

・SBCast.でのインタビューなどをスムーズに行うため、アドリブでたじろがない喋り方を習得したいと考えているが、現状ではそれができていないと自己評価している。

・語学学習におけるAI活用を参考に、母国語でのトークスキル(語彙力、構成力、緊張を解きほぐす話し方など)を向上させるためにAIを利用できないかという可能性を検討している。

・リアルな対人練習が理想ではあるが、それが難しい現状において、AIが代替手段となり得るかという視点を示している。

引用:「声日記というハッシュタグをつけておいてなんですが、自分はこのちえラジChatの収録、まあまあ原稿を書いてたりしています。」
「思いつきだけで全部喋ってみようと思ったことは実は結構あるんですよ。ただ、まあ毎回毎回やっぱり、あ、これ言い忘れたなぁとか、あ、これ言っちゃいけなかったなぁとか、そういうようなことで結局なんかうまくいかなくなって、ストップかけて少し前からやり直してっていうのを繰り返しているうちに、あ、これなんか逆に収録時間伸びるぞと思ってやめちゃったんですね。」

・「よほど喋りたいことがしっかり頭の中に描けているのかなって思うと、すごいなって純粋にびっくりするんですが。」

・「やっぱりアドリブで何でも話せるように、たじろがない喋り方ができるようにっていう風になっていかないといけないわけで、せめてそうなりたいなと思ってはいるんですが、なかなかその道を歩めていないというのが現状だったりします。」

・「語彙力を増やすためには、トークスキルを磨くには、緊張を解きほぐすような喋り方、アイスブレイクのスキルを身につけるには、そういうのにAIを使うことはできないのかなぁなんてぼんやり考えたりはしています。」

SBCast.出演者の最新情報収集と情報共有の課題(5月23日)
主要なアイデア: SBCast.に出演した様々な活動を行っている人々の最新情報を継続的に把握することが難しく、情報収集や共有の方法に課題を抱えている。出演者側からの積極的な情報提供や、情報を一覧化・整理する仕組みの構築が必要である。

詳細:SBCast.では多様な活動を行う人々(ママ夢ラジオ、おてらおやつクラブ、とほほのWWW入門、GALYEA、ポッドキャスターなど)にインタビューを行ってきたことを述べている。

これらの活動団体の多くがウェブサイト、ポッドキャスト、SNSなどで情報発信を行っているが、それらを全て個人で追いかけるのは困難であり、情報を取りこぼすことが多いと感じている。

・過去に出演した団体の最新活動を、他の人から聞いたりSBC.オープンマイクの他のセッションで知ることが多い現状を述べている。

・過去の出演者や現在活動している団体に対し、SBC.オープンマイクでの再度の取材依頼などを積極的に行ってほしいと呼びかけている。気づいていないだけの場合が多いため、遠慮なく連絡してほしいとのこと。

・出演者の最新情報を効率的に収集し、リスナーなどがアクセスしやすい形で提供する方法を模索している。

・Temple Morning Radioの「音の巡礼マップ」のような、情報を一覧化するサイト構築に関心を示しているが、実現には至っていない。

・既存のGoogleマップのゲストマップは手作業更新で滞りがちであり、見づらさもあるため、より体系的な情報整理・共有の仕組みが必要だと考えている。

・時間的な制約も情報整理が進まない一因であることを示唆している。

引用:「SBCast.では、今まで本当にいろんな活動をしている人たちのお話を伺ってきました。」
「それぞれの団体自身がインターネット上に情報発信をしている、なんていう方をSBCast.でお招きしてお話を伺う、なんていう機会が結構あったりします。」

・「ただ正直それを自分自身がやるかっていうと結構やること多いんですよね。多分取りこぼしがかなり発生するんじゃないかなと思いますし、正直全部収集するって続かないんじゃないかなっていうふうに思うんですよ。」

・「他の人から活動を聞いたり、SBC.オープンマイクのハマラブSIDE BEACH チャンネルの回で話を聞いて、改めてああ今こういうことやってるんだって気づく機会っていうのがすごく多かったりするんです。」

・「もしいないかもですけれども、うちこういうことやってるんだ、今SBC.オープンマイクで取材してほしいなって、そんな団体がいるとか、過去にSBCast.に出ていただいた方でそういう方がいらっしゃるようでしたらね、ぜひお声掛けいただければと思うんです。」

・「Temple Morning Radioなんかは音の巡礼マップって言って、今まで出ていらっしゃったお坊さんがどこにいるのかとか、そういうような情報を全部一覧できるサイトを用意しているんですね。だからああいうのもいいなーっていうふうに思っています。」

・「なんかちゃんとサイトを作った方がいいんだろうなーっていうふうに思っています。」

まとめ今週のちえラジChatは、コミュニケーションにおける言葉の壁、テクノロジー(AIとプログラミング)の効果的な活用、地域コミュニティの多様性と連携の可能性、個人のスキル向上への取り組み、そして情報過多の時代における情報収集・共有の課題という、多岐にわたるテーマが取り上げられました。特に、異なるコミュニティ間での言葉遣いの違いがもたらす誤解や、SBCast.で繋がった多様な活動の情報を見失いがちであるという問題意識は、リスナーとの双方向性の促進や、より効果的な情報発信のあり方を考える上での重要な視点と言えます。また、自身の話し方スキル向上のためのAI活用検討など、新しい技術への関心も示されています。

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